社会福祉施設サービスの質の向上のための調査研究事業報告書
「福祉サービス第三者評価事業」および「運営適正化委員会事業」の創設から20年以上が経過し、その間経済・社会、福祉制度に大きな変化が起きたことに伴い、両事業は様々な課題が生じています。
このため、社会福祉法人全国社会福祉協議会において、令和3年度に「福祉サービス第三者評価事業のあり方に関する検討会」、令和4年度に「運営適正化委員会事業のあり方に関する検討会」を開催、事業の課題及び改善の方向性について検討を行い、報告書にまとめました。
本事業はこの報告書の内容を改めて精査のうえ、福祉サービスの質向上につながる課題について調査を行い、今後の制度見直しに向けて論点の整理と施策立案の基礎情報収集を目的として調査を行いました。
概要
社会福祉法人全国社会福祉協議会が実施した、「福祉サービス第三者評価事業のあり方に関する検討会」および「運営適正化委員会事業のあり方に関する検討会」が取りまとめた報告書に記載されている、今後検討すべき事項をもとに、調査対象の実態把握と検討事項に関する見解について確認することで、次年度以降の施策立案に資する情報の収集を目的として調査を実施しました。
調査方法
• 第三者評価事業 : 都道府県推進組織、評価機関、受審事業者へのアンケート調査
• 苦情解決事業 : 都道府県運営適正化委員会、都道府県、指定都市・中核市へのアンケート調査