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調査結果

2018/09/12

病院のクラウドサービス導入状況・導入意向
【調査結果のポイント】
• クラウド型医療情報システムの導入率は、全体的に低い。
 → その中で「在宅医療・介護連携システム」の導入率が相対的に高い。
• クラウドサービスへの期待は、リスク対策や現状の負担減。
 → 「災害対策」 「院内のスペース省略化」 「初期費用の安さ」 「導入期間の短さ・
   スタッフの負担減」 など。

• 今後導入したいクラウドサービスの筆頭は「クラウド型電子カルテ」。

市場調査・コンサルティング会社の(株)シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、病院のクラウドサービス導入に関する調査を行い、このほど、調査結果をまとめましたのでお知らせいたします。

2010年2月、厚生労働省の通知「「診療録等の保存を行う場所について」の一部改正について」により、民間企業が保有するデータセンターへの医療情報の外部保存が認められ、民間企業にとって医療クラウドサービスを提供しやすい環境が整いました。また、2011年3月の東日本大震災では、被災地の多くの紙カルテが失われる事態を受け、災害対策という面からも医療クラウドへの期待が高まることとなりました。

一方、ネットワークの耐障害性、患者情報漏えいを防ぐためのセキュリティ、あるいは現実的なコストバランスなどの問題から、未だ医療分野のクラウド化は普及には遠く、現在も過渡期にあると言えます。震災後のクラウドシフトの熱気も収まったかに思えます。

しかし、将来的なデータの2次活用、あるいはAI・ビッグデータ解析技術の活用に向けて、データの蓄積・処理基盤としてクラウドへのニーズが益々高まることは想像に難くありません。

本調査は、全国の病院の医療情報システム担当者、病院の経営者を対象に調査を行い、クラウドサービスの導入状況、クラウドサービスへの期待と今後の導入意向などについて取りまとめました。

本調査結果の詳細は、市場調査レポート『医療機関におけるクラウドサービスの導入促進要因調査(病院編)』として販売しています。

本書の詳細とご購入はこちら
http://store.seedplanning.co.jp/item/10157.html

本調査結果のポイントと調査概要、および、調査結果を掲載したレポートの概要は以下の通りです。

調査結果のポイント

医療情報システム(クラウド型)の導入率

 →クラウド型システムの導入率は全体的に低いが、
  その中で在宅医療・介護連携システムの導入率が相対的に高い。
導入しているクラウド型システム/全体

在宅医療・介護連携システムは、クラウド型システムの中で相対的に導入率が高い。本調査で、院内サーバー型システムは、在宅医療・介護連携システムの導入率は低いことから、これまで在宅医療・介護連携システムが未導入であった施設の一部で、クラウド型システムがその代替として導入されている状況が推察される。

病床規模別
  • 300床未満の小・中規模病院では、経営支援システム、および在宅医療・介護連携システムの導入率が比較的高い(10%前後)。
  • 300−399床規模病院では、在宅医療・介護連携システム(13%)に次いで、クラウド型の画像管理システム(PACS)の導入率が高い(11%)。
  • 400床以上病院では、他セグメントに比べ、災害対策(BCP)のためのデータ外部保存サービスとして導入されている(12%)点が特徴として挙げられる。
病床規模別詳細は、本調査結果を掲載した市場調査レポート『医療機関におけるクラウドサービスの導入促進要因調査(病院編)』をご覧ください。
 (本書の詳細とご購入は、http://store.seedplanning.co.jp/item/10157.html )

クラウドサービスへの期待

  →「災害対策」 「院内のスペース省略化」 「初期費用の安さ」 「導入期間の短さ・
   スタッフの負担減」 など、リスク対策や現状の負担減という面で期待が持たれている。
クラウドサービスへの期待/全体

全体傾向として、「遠隔地の…災害時のデータ保全の面で安心である」「院内にサーバー用のスペースが不要である」を魅力に感じる度合いが強い。(全体割合でそれぞれ85%、82%の回答者が「非常に魅力的である」または「まぁまぁ魅力的である」と回答)
次いで「導入にかかる初期費用が安い」「導入にかかる期間が短い・スタッフの負担が小さい」といった、導入時のハードルが下がる点に期待が持たれている。

一方、「他施設との情報共有」「複数のデータの一元管理」「AIやビッグデータ利用、データの2次活用」といった、クラウド化のもう一つのメリットとされる点には、あまり期待が持たれていない結果となった。
現時点では、クラウド化による付加価値の創出ではなく、リスク対策や現状の負担減という面が期待されている。

今後導入したいクラウドサービス

  →クラウド型電子カルテの導入意向が最も強い
今後、導入したいクラウドサービス/全体

回答施設全体では、電子カルテの導入意向が最も高い結果となった(66%)。

病床規模別
  • 100床未満の小規模病院では、「電子カルテ」(85%)、「医事会計システム(レセコン)」(60%)、「オーダリングシステム」(50%)など、基幹システムでの導入意向が強い。小規模病院では、未だ基幹システムのデジタル化が進んでいいない施設も多く、それを反映した導入意向と推察される。
  • 200床以上のセグメントでは「災害対策(BCP)のための外部データ保存」のための導入意向も高く、特に300床以上では最も導入したいクラウドサービスとなっている。大規模病院は地域の医療機能の中枢となることが多いため、よりデータ消失への危機意識がより高いことが伺える。
  • 部門システムとしては画像管理システム(PACS)の導入意向が最も高い。画像データ量の増大に伴い、特に過去の長期データ保管場所の確保が急務となっていることが背景にある。
病床規模別詳細は、本調査結果を掲載した市場調査レポート『医療機関におけるクラウドサービスの導入促進要因調査(病院編)』をご覧ください。
 (本書の詳細とご購入は、http://store.seedplanning.co.jp/item/10157.html )

調査概要

調査対象
全国の病院の医療情報システム担当者、または、病院の経営者(理事長、院長、副院長)
調査項目
・ 医療情報システムの選定者、選定条件
・ 導入している医療情報システム(院内サーバー型、クラウド型)
・ 導入している電子カルテ、PACSのメーカー
・ クラウドサービスへの期待(魅力を感じる点)、懸念(不安を感じる点)
・ クラウドサービスに求めるセキュリティ
・ クラウドサービス提供企業に求める条件
・ データの保存先(サーバー設置場所)に関する意識
・ クラウドサービスの導入意向   他
調査方法
Webアンケート
回答数
218(病床規模  20〜99床:27、100〜199床:41、200〜299床:31、
   300〜399床:53、400床以上:66)
調査実施期間
2018 年7月〜8月

調査結果を掲載したレポートの概要

レポート名
『医療機関におけるクラウドサービスの導入促進要因調査(病院編)』
発 刊 日
2018年8月24日
体  裁
A4 /155ページ
販売価格
書籍版またはPDF版  129,600円(税込)
書籍+PDF セット版  162,000円(税込)
発  行
(株)シード・プランニング
掲載内容
1. 調査背景
 1.1. 医療分野におけるクラウドサービス活用の背景
  1.1.1. 東日本大震災とクラウドブーム
  1.1.2. 医療施設の機能再編
  1.1.3. レセプトオンライン化によるインターネット活用の普及
  1.1.4. 周辺サービスの活性化
 1.2. 医療分野のクラウドコンピューティング活用に関するガイドライン
  1.2.1. 外部保存に関する規制緩和
  1.2.2. 「3省4ガイドライン」から「3省3ガイドライン」へ
  1.2.3. 大手クラウド基盤に関するセキュリティリファレンス
  1.2.4. 今後のガイドライン統合(3省2ガイドラインへ)
 1.3. 調査背景結び
2. 調査概要
3. アンケート調査結果
 3.1. 回答者属性
  3.1.1. 病床規模
  3.1.2. 都道府県
  3.1.3. 施設種別
  3.1.4. DPC対応
 3.2. 医療情報システムの導入状況、選定条件
  3.2.1. 医療情報システムの選定者
  3.2.2. 医療情報システム(院内サーバー型)の導入率
  3.2.3. 医療情報システム(クラウド型)の導入率
  3.2.4. 電子カルテとレセコンの連携状況
  3.2.5. 電子カルテのメーカーシェア
  3.2.6. PACSのメーカーシェア
  3.2.7. 医療情報システムの選定条件
  3.2.8. システム選定にあたり参考にする外部情報
 3.3. 医療分野のクラウドサービスに対する意識
  3.3.1. クラウドサービスへの期待(魅力を感じる点)
  3.3.2. クラウドサービスへの懸念(不安を感じる点)
  3.3.3. クラウドサービス普及に向けた障壁と訴求点
  3.3.4. クラウドサービスに求めるセキュリティ
  3.3.5. データの保存先(サーバー設置場所)に関する意識
  3.3.6. クラウドサービス提供企業に求める条件
  3.3.7. クラウドサービス提供企業の認知度
 3.4. クラウドサービスの導入意向
  3.4.1. クラウドサービスへの関心度
  3.4.2. 今後のクラウドサービス導入の可能性
  3.4.3. 今後、導入したいクラウドサービス
  3.4.4. クラウドサービスを導入したいと思う理由(自由回答)
  3.4.5. クラウドサービスの受容価格帯
  3.4.6. クラウドサービス導入に向けた意思決定要因
  3.4.7. クラウドサービスの潜在市場シェア(選択確率のシミュレーション)
  3.4.8. クラウドサービスを提供する企業に対する意見・要望(自由回答)
4. 参考資料(調査票)
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
広報担当

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