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調査結果

2018/03/23

国内の再生医療周辺産業の将来予測 −調査結果−
国内の再生医療周辺産業の市場は、2030年に6,140億円になると予測
→ 2015年比約22.6倍の市場に成長
→ 培地・血清・試薬などの消耗品分野と製造受託などの
  サービス分野が市場を牽引する

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、国内の再生医療周辺産業について調査を行い、このほどその結果をまとめましたのでお知らせいたします。

我が国では、2014 年11 月に『再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)』『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)』が施行され、2015 年9 月には、(同種)骨髄由来間葉系幹細胞の製造販売承認を、ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートの条件および期限付き承認を取得しました。

また、2014 年にはヒトiPS 細胞の再生医療への第一例目の臨床応用が行われ、再生医療の実用化、産業形成が本格的なステージに入ってきました。

今後、再生医療が産業として普及するためには、細胞培養で用いる装置や消耗品類、各種受託サービス(製造・輸送・検査試験等)といったサポーティングインダストリーの発展も重要であると認識され、異業種を含めた様々な企業が再生医療周辺産業に参入してきています。

本調査では、再生医療を支える再生医療周辺産業に焦点をあて、主な品目についての動向をまとめるとともに、全体像や市場規模についても調査分析を行いました。

本調査結果の詳細は、市場調査レポート「再生医療周辺産業の現状と将来展望 2018 ― 再生医療とともに進展する幹細胞研究・再生医療の支援ビジネス ―」に掲載しています。

本書の詳細とご購入はこちら
http://store.seedplanning.co.jp/item/9972.html

調査結果のポイント、調査概要は以下の通りです。

調査結果のポイント

国内の再生医療周辺産業の市場は、2030年に6,140億円になると予測
→ 2015年比約22.6倍の市場に成長
→ 培地・血清・試薬などの消耗品分野と製造受託などの
  サービス分野が市場を牽引する
本調査における再生医療と再生医療周辺産業の範囲

再生医療

再生医療とは、主として加工・調製されたヒトの細胞を用いた治療方法であり、組織修復や機能の回復等を目的として、細胞加工物等を人の体内に移植又は投与することである。
日本には、2014 年11 月から施行された薬機法に基づき製造販売承認を経て保険収載される「再生医療等製品」と、再生医療等安全性確保法に基づく自由診療や臨床研究等による「特定細胞加工物」の2 つがある。
本調査では、「再生医療」=「再生医療等製品」+特定細胞加工物」−「遺伝子治療」と定義した。

再生医療周辺産業

「再生医療周辺産業」は、「再生医療」の臨床応用やそれらの基礎研究をサポートする製品やサービスを提供する産業と定義する。
再生医療の研究機関・医療機関・再生医療産業が、再生医療や再生医療研究において用いる装置・設備類や消耗品類、サービス類等である。
また、再生医療技術から派生した創薬研究用細胞も、本調査では再生医療の周辺産業の一つとして取り扱っている。
具体的には、以下の4分野を調査対象としている。


分野 製品の種類
消耗品類 培地、足場材料、試薬・添加剤、培養容器、など
設備・装置類 細胞加工施設(CPF)、自動培養装置、アイソレータ、インキュベータ、安全キャビネット、顕微鏡、フローサイトメーター、画像による品質評価関連製品、など
サービス類 臨床細胞ソース(セルバンク・ストック)、細胞培養加工受託(CMO/CDMO)、輸送、臨床試験受託(CRO)、非臨床CRO、品質・安全試験受託、民間保険、ITソリューション、産業支援・人材育成支援、など
創薬応用 創薬支援細胞(iPS 細胞等の幹細胞から再生医療技術を用いて分化させた心筋細胞、神経細胞、肝細胞等の各種細胞製品)、など
市場規模予測

国内の再生医療周辺産業の市場は、2030年に6,140億円になると予測
→ 2015年比約22.6倍の市場に成長
→ 培地・血清・試薬などの消耗品分野と製造受託などのサービス分野が市場を牽引

再生医療の周辺産業 市場規模予測

再生医療の周辺産業の国内市場規模について、弊社既刊レポート「 2016 年版 再生・細胞医療研究ビジネスの展望 」の国内における再生医療市場規模予測(*)をベースに行った。
(*) 再生医療等製品と特定細胞加工物を含む。遺伝子治療は含まない。

国内の再生医療市場規模予測の概要は「<参考>国内の再生医療市場規模」の項に掲載している。

この結果、国内の再生医療の周辺産業の市場規模(臨床・製造用途、研究・創薬応用における総計)は、2015 年約272 億円、2030 年6,140 億円と推計した。
分野別には、「サービス」と「消耗品類」が市場を牽引する。

<サービス>
       臨床細胞ソース(セルバンク・ストック)、細胞培養加工受託(CMO/CDMO)、輸送、
       臨床試験受託(CRO)、非臨床CRO、品質・安全試験受託、民間保険、
       ITソリューション、産業支援・人材育成支援、など

<消耗品類>
       培地、足場材料、試薬・添加剤、培養容器、など

本予測の詳細は、市場調査レポート「 再生医療周辺産業の現状と将来展望 2018 ― 再生医療とともに進展する幹細胞研究・再生医療の支援ビジネス ― 」に掲載しているのでこちらをご覧いただきたい。

<参考> 国内の再生医療市場規模 

2016年9月15日発刊の弊社市場調査レポート「 2016 年版 再生・細胞医療研究ビジスの展望 」より

国内の再生医療市場
→ 2015年の市場規模は、約140億円と推計
  約9割が 「がん免疫細胞療法」 や 「美容領域」 等の保険外診療
→ 2020年以降、iPS細胞由来の再生医療等製品が徐々に承認され、市場は急速に拡大
→ 2030年の市場規模は、2015年比約78倍の約1兆1,000億円を超えると予測。

国内の再生医療市場規模予測

2015 年時点の国内の再生医療市場は約140 億円で、その約9 割はがん免疫細胞療法や美容領域等の保険外診療が占めている状況である。

2020 年以降には、iPS 細胞由来の再生医療等製品が徐々に承認され、2020 年から2030 年にかけて市場拡大が急速に加速すると考えられる。また、脊髄損傷をはじめとする現在有効な治療法が存在しない疾患領域を対象とする再生医療等製品が上市されること、適応となるであろう患者数が多いこと、臓器移植代替の領域に再生医療が貢献すること等を踏まえると、2030 年の国内市場規模は約1 兆1,000 億円に到達すると予測した。

対象部位に関して、2020 年以降軟骨領域、眼領域および神経領域において急速に市場が拡大すると予想される。

  • 軟骨領域に関しては、現在対象疾患から除外されている変形性膝関節症を対象とする再生医療等製品が上市することにより、適応となる患者数が大幅に増えるため、市場が拡大すると想定される。
  • 眼領域の疾患に関しては、角膜疾患および網膜疾患において複数の製品が上市し、さらに世界で初めてのiPS 細胞を用いる加齢黄斑変性の細胞医薬品が上市する見込みであることから、市場の拡大が期待される。
  • 神経領域の疾患については、現在有効な治療法はなくリハビリが中心に行われているものの、開発中の製品を用いることによって症状回復が観察される症例もあることから、神経領域における再生医療等製品は承認後に急速に普及するものと思われる。
  • この他、2030 年以降には臓器移植の代替としての再生医療が実現する可能性が十分にある。移植待機患者数が多くなっていることから、臓器移植の代替としての再生医療が実現すると、社会的意義も大きく、普及も期待できるだろう。

調査概要

調査対象
再生医療周辺産業参入企業
調査方法
弊社保有情報、公開情報検索、関連学会等での情報収集
参入企業および有識者へのヒアリング
調査項目
• 再生医療周辺産業市場の動向
• 再生医療および周辺産業の市場規模
調査期間
2016 年7 月〜2018年2 月

調査結果を掲載したレポートの概要

レポート名
再生医療周辺産業の現状と将来展望 2018
― 再生医療とともに進展する幹細胞研究・再生医療の支援ビジネス ―
発刊日/体裁
2018/3/19  A4/177ページ
販売価格
書籍版またはPDF版  194,400円(税込)
書籍+PDF セット版  226,800円(税込)
目    次
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掘ズ得鍵緡鼎伴辺産業の市場概要
  本書における再生医療と、再生医療の周辺産業の範囲
  再生医療周辺産業の品目
  再生医療のバリューチェーンと、主な周辺産業の位置づけ
  再生医療、および再生医療の周辺産業に関する主な法令・通知、ガイドライン

検ズ得鍵緡甜辺製品・周辺サービスの注目品目別市場動向
  消耗品類:
    培地/足場材料/細胞製造に関連する試薬類(細胞増殖因子、剥離液、保存液)/容器類
  細胞加工施設・装置類:
    細胞加工施設/自動培養装置/品質管理・品質評価装置(フローサイトメーター、
    画像による品質評価関連製品、品質・安全性試験関連製品)
  サービス類:
    臨床細胞ソース(セルバンク・ストック)/細胞培養加工受託(CMO/CDMO)/輸送/
    試験受託サービス(CRO、非臨床CRO、品質・安全性試験受託)/民間保険/創薬支援細胞/
    ITソリューション/産業支援・人材育成支援

后ゴ覿抜屐▲▲デミア等の連携動向

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本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
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