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調査結果

2017/11/24

 「高屈折・低複屈折」樹脂材料の市場動向
主に光学レンズで使われる、高屈折・低複屈折樹脂材料と
高屈折率塗布・コート材について調査。
• 樹脂材料(※一部、中屈折材料を含む)
  → 2021年に390億円超の市場になると予測(2016年308億円)
  → 今後、モバイル端末・車載機器に搭載される光学レンズが市場を牽引する
• 高屈折率塗布・コート材
  → 2021年に80億円の市場になると予測(2016年は69億円弱)
  → 現在は8割がインデックスマッチング材。今後は、OLED光取り出し効率向上材などの
    新規用途が拡大

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、高屈折・低複屈折樹脂材料の現状と今後の展望に関する調査を行い、このほどその結果をまとめましたのでお知らせいたします。

樹脂材料による光学レンズは、スマートフォンをはじめとするモバイル機器、デジタルカメラ、車載関連、監視・セキュリティ、医療などの広範な領域で使われています。

これまで、樹脂材料は耐熱性、耐候性、寸法安定性などの諸物性の面でガラスに比べ劣性でしたが、これらの諸物性の改善が行われた結果、屈折率の向上、複屈折の低減などが図られた高機能光学樹脂材料が開発・市場投入され、近年では、高機能光学樹脂素材を選定することで、カメラモジュールの小型軽量化、設計自由度の拡大による異形状レンズの作製、生産性向上(低コスト化)などが実現できることからガラス(レンズ)からの代替が進展してきています。

本調査では、コモディティーな光学樹脂材料より、高付加価値な高屈折率、低複屈折材料市場の実態を調査し、今後の市場の方向性、及び主な用途先市場の動向などを明確にしました。

本調査結果は、市場調査レポート「高屈折・低複屈折材料の現状と今後の展望 ~モバイル、ディスプレイ、車載、医療等広範な用途分野での応用が顕著~」として販売しています。

本書の詳細とご購入はこちら
http://store.seedplanning.co.jp/item/9836.html

調査結果のポイント、調査概要は以下の通りです。

調査結果のポイント

本調査の範囲

各種撮像系レンズ(ユニット)、CMOSイメージセンサー、静電容量式タッチパネル・ITOフィルム、OLEDなどで使われる、

屈折率1.6超、及び複屈折0近傍の光学系樹脂材料(特性兼備は必須としていない)、および、光学用途向け屈折率1.6超の塗布・コート材

※ 高屈折率材料は特殊ポリカーボネート樹脂(特殊PC)、フルオレン誘導体光学樹脂(FBP)など。環状オレフィン樹脂(COP/COC)は、nd1.5半ば域の中屈折材料にあたるが、複屈折が極値に近いため、調査対象に含んでいる。
※ メガネレンズや半導体材料(レジストはオプティカル用途外とみなし、対象外とした。

樹脂材料(※一部、中屈折材料を含む)

2021年に390億円超の市場になると予測(2016年308億円)
今後、モバイル端末・車載機器に搭載される光学レンズが市場を牽引する

高屈折・低複屈折樹脂材料規模予測

高屈折率材料は、大半が光学レンズに採用されており、中でも撮像系、スマートフォン用カメラ需要が旺盛である。端末台数は成長鈍化傾向にあるが、端末1台あたりのカメラモジュール(レンズユニット)搭載数は増加基調にあり、そのため、当該材料市場は堅調な推移をみせている。

スマートフォン用カメラレンズ以外でも、ガラス代替軽量化、高生産性によるレンズユニットコストの低減などから、DSC、車載カメラ、監視カメラなど、応用領域、及び需要の拡大が期待される。

主要用途別レンズユニット販売台数予測

レンズユニット市場の大半を構成するのは、数量、金額共にスマートフォン用カメラ向け。スマートフォンは、ここにきて、先進国地域に、成熟・飽和感がでてきて、成長率が鈍化しているが、レンズユニットはこれに連動した形とはならない。車載用カメラ、DSC向けレンズユニット共に、市場に占める割合は合算しても数%にすぎないが、スマートフォン向けは今後も二桁成長を持続し、車載用カメラは高成長を持続、DSC向けレンズユニットは底打ち感がで始め、プラスに転じる見込み。監視カメラは、堅調に推移、金額ベースではスマホに次いで、全体の約3割を占める。全体市場の動向は、8-9割を占めるスマートフォン用カメラ向けの需要に左右されるが、少なくとも、2020年前後迄は拡大基調で推移する。

高屈折率塗布・コート材

2021年に80億円の市場になると予測(2016年は69億円弱)
現在は8割がインデックスマッチング材。今後は、OLED光取り出し効率向上材などの
新規用途が拡大

屈折率1.6超の高屈折率塗布・コーティング材市場は、販売金額68億5,000万円規模(2016年)。
量産供給レベルに達している用途分野は、ITOフィルム用インデックスマッチング材であり、全体の8割強を占める。
需要先のITOフィルムは、センサータッチパネル構造・方式の変化、新技術の台頭や、大型タッチパネルに対応可能な非ITOフィルムの採用が増加傾向にあることを受け、鈍化傾向にある。
他方、高屈折率塗布・コート材は、大画面ディスプレイの表面保護(低反射/反射防止)としても、採用されており、タッチパネルの大画面化はなお、トレンドであり、端末機器1台あたりの材料使用量の増加が見込まれ、これを考慮すると、マイナス要素を補完できる考えられる。また、CIS用材料として、外部のマイクロレンズ(トップレンズ)向けに使用されている。
その他用途分野へのトライアルとして、TP向け視認性向上材、OLED光取出し効率向上材として、関連ユーザーにサンプルレベルの供給が行われている。
2018年以降、微量ながら用途確立の可能性が想定される。当面はボリュームゾーンであるインデックスマッチング材、大画面ディスプレイの表面保護材としての需要が、当該市場推移に大きな影響を及ぼす見込みである。

高屈折率塗布・コート材の市場規模予測

調査概要

調査対象
屈折率1.6超の高屈折率材料、複屈折0近傍の(樹脂)材料
<材料関連企業・研究機関>
三菱ガス化学、大阪ガスケミカル、帝人、日本ゼオン、三井化学、新日鉄住金化学、 出光興産、日産化学工業、東洋インキ、荒川化学工業、東京応化工業、ハリマ化成、東レ、日本触媒、共栄社化学、オハラ、光ガラス、東京大学大学院、宇都宮大学
<デバイスメーカー>
コニカミノルタ、富士フイルム、HOYA、日立マクセル、京セラオプテック、パナソニック
調査方法
• 直接訪問取材、電話取材
• 文献、企業公開情報など
調査期間
2017年8月〜10月

調査結果を掲載したレポートの概要

レポート名
高屈折・低複屈折材料の現状と今後の展望
〜 モバイル、ディスプレイ、車載、医療等広範な領域で応用が期待される高機能光学材料の全貌 〜
発刊日/体裁
2017/11/10  A4/165ページ
販売価格
書籍版またはPDF版 162,000円(税込)
書籍+PDF セット版 194,400円(税込)
本書のポイント
• 光学系高分子材料の高機能化動向(高屈折率、低複屈折化を主体に)
• 2021年までの材料市場規模予測、応用用途先の動向把握
• 参入関連企業、研究機関の事業化事例25例(*トライアル事例含む)
目    次
.総括・まとめ
.材料市場概要・動向
  1.光学材料におけるキーパラメーター・屈折率、複屈折の概要
  2.材料市場概要
  3.材料メーカーの動向
.光学ガラス概要
  1.光学ガラス材料概要
  2.光学ガラス組成成分
  3.光学ガラス製造工程例
  4.主要光学ガラスメーカー一覧
  5.光学ガラスの応用用途例
  6.光学ガラスの高屈折化、高機能化動向
.用途市場概要
  1.レンズユニット(全体)
  2.スマートフォン用カメラ向けレンズユニット
  3.DSC向けレンズユニット
  4.車載用カメラ向けレンズユニット
  5.監視カメラ向けレンズユニット
  6.その他レンズユニット
  7.CMOSイメージセンサー
  8.静電容量式タッチパネル・ITOフィルム
  9.OLEDディスプレイ
.関連企業・研究機関事例
  A. 材料メーカー・研究機関(個票)・・・調査対象は 調査概要参照
  B. ユニット・デバイスメーカー・・・調査対象は 調査概要参照
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
広報担当

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