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調査結果

2017/08/24

「次世代型」抗体医薬品(*)の世界市場動向
世界の製薬企業89社のフェーズ1以降234品目の情報を元に、2025年市場規模を予測
→ 2025年の「次世代型」抗体医薬品の世界市場規模は、2兆5,000億円に達すると予測
→ ADCと改変抗体、バイスペシフィック抗体が市場を牽引、低分子化抗体は若干減少
  するものの市場を下支え

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は「次世代型」抗体医薬品(*)の世界の開発状況と将来展望に関する調査を行い、このほどその結果をまとめましたのでお知らせいたします。

抗体医薬品の市場は、免疫チェックポイント阻害剤の躍進のほか、抗PCSK9 抗体の登場などにより活況ですが、一方で、免疫チェックポイント阻害剤である抗体医薬品OPDIVO(オプジーボ、一般名:ニボルマブ)の大幅な価格引下げ、さらには抗体医薬品に対するバイオシミラーの上市も進んでおり、市場は流動的です。

このような背景を踏まえ、本調査では「次世代型」抗体医薬品(*)に焦点を当て、今後10 年から20 年のスパンで市場にどの程度のインパクトを与え得るかを調査しました。

「次世代型」抗体医薬品(*)は2017 年6 月末現在で15 品目が承認済み、ブロックバスターもすでに2 品目存在します。

本調査結果は、市場調査レポート 『「次世代型」抗体医薬品の世界の開発状況と将来展望 2017年 ~加速期に入るADC、助走開始するバイスペシフィック抗体~」 に詳しく掲載しています。

本書の詳細とご購入はこちら
http://store.seedplanning.co.jp/item/9745.html

調査結果のポイント、調査概要は以下の通りです。



(*) 「次世代型」抗体医薬品
分子構造的には天然の抗体分子のパーツを活用しつつ、そこに低分子化合物を付加したり、複数種類のパーツをミックスするなど、天然型の抗体では決して成し得ない機能を実現しようという試みを、「次世代型」抗体と定義した。

調査結果のポイント

「次世代型」抗体医薬品のカテゴリ

「次世代型」抗体医薬品とは、天然の抗体分子のパーツを活用しつつ、そこに低分子化合物を付加したり、複数種類のパーツをミックスするなど、天然型の抗体では決して成し得ない機能を実現しようという試みを施した抗体医薬品。

「次世代型」抗体医薬品は以下の5つのカテゴリに分けられる。

カテゴリ

2025年の世界市場規模予測
→ 2025年の「次世代型」抗体医薬品の世界市場規模は、2兆5,000億円に達すると予測
→ ADCと改変抗体、バイスペシフィック抗体が市場を牽引、低分子化抗体は若干減少
  するものの市場を下支え

「次世代型」抗体医薬品の世界市場規模予測

上述の「次世代型」抗体医薬品の5 つの分類ごとに、フェーズ3 および承認申請中の開発品目それぞれの2025 年での売上高のポテンシャルを予測した後、開発の成功率(フェーズ3 の成功確率及び承認申請の成功確率)を掛け算した値を売上予測値とした(承認申請中の開発品については承認申請の成功確率のみを掛けた)。

この結果、2025 年の世界市場規模は2兆5,000億円になると予測した。急成長が期待されるTECENTRIQ に関しては、改変抗体というよりも、免疫チェックポイント阻害剤という側面が強いため、ここでの市場規模予測には含めていない。

2025 年の世界の次世代型抗体医薬品市場への寄与率が最も大きいのはADC であり、2025 年までの成長率が高いのは改変抗体とバイスペシフィック抗体(bsAb) となる。低分子化抗体は2025 年まで若干減少するものの次世代型全体の市場を下支えする形となっている。

また、シード・プランニングでは、2025年よりさらに10年先を展望すると、バイスペシフィック抗体(bsAb)市場がADC市場を上まわるなど、勢力図が大きく塗り替えられる可能性が高いと予測した。


調査対象の89社
(1)AbbVie
(2)AbGenomics
(3)Ablynx
(4)ADC Therapeutics
(5)Affimed
(6)Affinicon
(7)Alcon Research (Novartis)
(8)Alder Biopharmaceuticals
(9)Alexion Pharmaceuticals
(10)Ambrx
(11)Amgen
(12)Amphivena Therapeutics
(13)Aptevo Therapeutics
   (旧Emergent)
(14)ArGEN-X
(15)Aspyrian Therapeutics
(16)Bayer
(17)Biogen
(18)Biotest
(19)BMS(Bristol-Myers Squibb)
(20)Boehringer Ingelheim
(21)Cantargia
(22)Celldex Therapeutics
(23)Cellgene
(24)Cephalon
(25)Covagen(J&J 買収2014)
(26)Crescendo Biologics
(27)CytomX Therapeutics
(28)Debiopharm International
(29)Delenex Therapeutics
   (Cell Medica が買収2016)
(30)Edding Pharm
(31)Eleven Biotherapeutics
   (Viventia Bio を買収)
(32)Eli Lilly
(33)EnGeneIC
(34)Esperance Pharmaceuticals
(35)Five Prime Therapeutics
(36)Formation Biologics
(37)F-star
(38)Genentech
(39)Genmab
(40)Glenmark
(41)Glycotope Biotechnology
(42)GSK(GlaxoSmithKline)
(43)Heidelberg Pharma
(44)IBC Pharmaceuticals
(45)Igenica Biotherapeutics
(46)Immunocore
(47)ImmunoGen
(48)Immunomedics
(49)Intellect Neurosciences
(50)Janssen Biotech
(51)KaloBios Pharmaceuticals
(52)Life Science Pharmaceuticals
(53)Lindis Biotech
(54)MacroGenics
(55)MedImmune (AZ)
(56)Menarini Group
(57)Merck
(58)Merrimack Pharmaceuticals
(59)Mersana Therapeutics
(60)Merus
(61)Molecular Partners
(62)MorphoSys
(63)Novartis
(64)NovImmune
(65)OncoMed Pharmaceuticals
(66)Oxford BioTherapeutics
(67)Pfizer
(68)Philochem
(69)Philogen
(70)Progenics Pharmaceuticals
(71)Regeneron
(72)Roche
(73)Sanofi
(74)Seattle Genetics
(75)Sorrento Therapeutics
   (旧Concortis Biotherapeutics)
(76)Sutro Biopharma
(77)Synthon Biopharmaceuticals
(78)TG Therapeutics
(79)Trion Pharma
(80)UCB
(81)Vitaeris
(82)Xencor
(83)Zymeworks
(84)アステラス製薬
(85)協和発酵キリン
(86)第一三共
(87)大正製薬
(88)武田薬品(Millenium)
(89)中外製薬

調査概要

調査対象
「次世代型抗体医薬品」開発企業
対象抗体医薬品は治療用抗体
調査方法
各種文献、インターネットによる情報収集
  次世代型抗体医薬品の開発を行う世界の企業 89社
訪問ヒアリング調査
  大手製薬企業  1社
  抗体医薬品の関連企業  2社
  抗体医薬品の研究室  4研究室
  医療経済の研究者  1名
調査期間
2017 年3月〜2017 年7月

調査結果を掲載したレポートの概要

レポート名
「次世代型」抗体医薬品の世界の開発状況と将来展望 2017年
〜加速期に入るADC、助走開始するバイスペシフィック抗体〜
発刊日/体裁
2017/8/22  A4/218ページ
販売価格
書籍版またはPDF版  194,400円(税込)
書籍+PDF セット版  226,800円(税込)
本書のポイント
• 次世代型抗体医薬品の開発動向を様々な角度から徹底分析
• 世界の医薬品企業89社のフェーズ1以降234品目の情報を元に、
  2025年市場規模とさらにその後を予測
• ADCと改変抗体が開発品目数で先行、バイスペシフィック抗体はその後に開花
目    次
総括
第1 章 抗体医薬品の現状と課題、そして次世代型の可能性
    抗体医薬品市場の現状と課題/次世代型抗体医薬品の可能性と課題
第2 章 「次世代型」抗体医薬品の定義と分類、各分類の概説
    本書での「次世代型」抗体医薬品の定義/本書での「次世代型」抗体医薬品の分類/
    次世代型抗体のカテゴリの概説
第3 章 抗体医薬品の世界市場と次世代型の位置づけ
    抗体医薬品の世界市場と、次世代型抗体のシェア・内訳/疾患領域別の
    市場構成とその推移/承認済み次世代型抗体医薬品のプロファイル
第4 章 次世代型抗体医薬品の世界市場規模の予測
    次世代型抗体の世界市場規模予測の方法について/世界市場規模予測/
    世界市場規模予測のまとめ
第5 章 開発段階と標的分子から見たパイプライン情報
    ADC のパイプラインの分析および一覧表/bsAb のパイプラインの分析および一覧表/
    改変抗体のパイプラインの分析および一覧表/低分子化抗体のパイプラインの分析
    および一覧表/その他コンジュゲート抗体のパイプラインの分析および一覧表
第6 章 開発企業から見たパイプライン情報
    企業ごとの開発品目数/
    企業ごとのパイプライン情報(89社掲載、掲載社名は前述「調査対象の89社」参照)
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
広報担当

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