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調査結果

2016/10/21

中国医療機器市場の動向と展望
[調査結果のポイント]
• 中国医療機器市場(生産高)は、
  → 2015年4兆円を突破、2010年に比べ約2倍に拡大
  → 2025年には8兆円を超えると予測
• 輸入医療機器は、
  → 2015年で1.8兆円
  → 日本からの輸入医療機器の承認件数は401件で米国、ドイツに次ぐ第3位
• 上場医療機器企業の売上伸び率は20.6%、全体平均(11.6%)を大きく上回る

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、中国の医療機器市場について調査を行い、このほどその結果をまとめましたのでお知らせいたします。

中国政府が公表した「2015 年医薬工業主要経済指標状況」によると、2015年の医療機器市場(生産高)は前年比で11.6%増の4 兆502 億円で初めて4 兆円の大台を突破しました。また、上海・深圳証券取引所に上場している医療機器企業の2015 年総売上高は前年より20.6%増の5231 億円となり、医療機器企業全体の伸び率11.6%を大きく上回っています。

一方、中国政府は医療費を抑制する改革を行い、厳しい医療費抑制政策の実施を求めています。また、中国経済成長の減速によって医薬品・医療機器市場が停滞するのではないかと懸念する声が少くありません。しかし、これから中国医薬品・医療機器市場においては、^緡妬欷雲度の拡大(都市部医療保険と農村部合作医療の統合)、急速な高齢化の進展、7鮃意識の向上によって受診の増加、だ験莉慣病の患者数の増加――といった要因で市場は引き続き拡大していくと考えられます。

本調査は中国政府が公表した資料、および、上場医療機器企業各社が公表している「2015 年度報告書」を基に行いました。

本書の詳細とご購入はこちら
http://store.seedplanning.co.jp/item/9335.html

本調査結果のポイントは以下の通りです。

調査結果のポイント

中国医療機器市場(生産高)は、
  → 2015年4兆円を突破、2010年に比べ約2倍に拡大
  → 2025年には8兆円を超えると予測
中国の医療機器市場(生産高)の推移と予測
  • 2010年~2015年
    中国医療機器市場(生産高)は、中国工業情報化部の「2015年医薬工業主要経済指標完成状況」によると、2015年は4兆502億円であった。2010 年から2015 年までの年平均伸び率は16%で、2015年は2010年に比べ約2倍の4兆円を超える市場となった。
  • 2016年~2025年
    ここ数年の中国のGDPは6~7%の伸び率を示している。また、中国政府が2010 年から2020 年までの国民所得を倍増させる目標を掲げている。1990 年代からの医療機器市場の伸び率は常にGDP 伸び率を上回っているスピードで成長してきた。仮に「落ち込み」があっても、当分、以下の理由からGDP の伸び率を下回ることは考えられない。
      医療保険制度の拡大(都市医療保険と農村合作医療の統合の推進)
      受診患者の増加(医療保険制度の普及に加えて国民の健康意識の向上)
      急速な高齢化の進展(高齢化率10.5%、2030 年には17.2%に達する見込み)
    上記の理由を踏まえ、たとえ経済成長が落ち込んでも医療機器市場は年平均7%前後のペースで成長し、前期は8~10%、後期は5~6%という逓減型で試算した。その結果、2025 年には現在の2 倍となる8 兆1071 億円まで市場は拡大すると予測した。
輸入医療機器は、
 → 2015年で1.8兆円
 → 日本からの輸入医療機器の承認件数は401件で米国、ドイツに次ぐ第3位

中国税関がまとめた資料によると、2015年における医療機器の輸出入金額は前年より7.5%増の384億8900万ドル(1ドル=105円で換算:4兆413億円)。そのうち、輸出額は同5.7%増の211億7000万ドル(2兆2229億円)、輸入額は同9.8%増の173億1900万ドル(1兆8185億円)となっている。
2008年から2015年までの7年間で輸入額は3.3倍増加している。

中国の医療機の輸入金額推移

2015 年の世界各国からの輸入医療機器の承認件数を国別に見ると、米国が1324 件で最多、以下、ドイツ799 件、日本401 件、英国217 件、韓国178 件と続く。日本は米国、ドイツに次ぐ3 番目となっている。上位5 カ国の件数は全体の60.8%を占めている。
輸入医療機器の金額構成を見ると、超音波画像診断装置、X線コンピュータ断層撮影設備、医療用X線の附属設備、義肢装具などが上位に占めている。
都市部の大病院に使われている先端医療機器の95%以上が外資系製品。GEヘルスケア、フィリップス、シーメンス3社の製品が中国の先端医療機器市場を寡占している。

輸入医療機器の承認件数トップ5カ国(2015年)
上場医療機器企業の売上伸び率は20.6%、全体平均(11.6%)を大きく上回る

中国の上場医療機器の事業内容や売上高、研究開発費などを明らかにするため、上海証券取引所と深圳証券取引所に上場している「医療器械」というカテゴリーに属している24 社(CRO、人間ドックなどを専業とする企業を除く)で、かつ2015 年度(1~12 月)の決算報告書を公表した企業について調査を行った。

調査対象企業(24 社)の2015 年度総売上高は、前年より20.6%増の307 億6875 万元(約5231 億円)で、1 社当たりの平均売上は12 億8203 万元(約218 億円)となる。これは、医療機器市場全体の伸び率11.6%を大きく上回っているが、前年の27.1%増と比べて6.5 ポイント下落した。
また、全体の半数に当たる12 社の伸び率は、前年度の伸び率を下回っている。そのうち、5 社がマイナス成長に転落した。

上場医療機器企業の2015年売上高トップ5/売上高増加率トップ5

調査の概要

調査対象
<上場企業>
上海・深圳証券取引所に上場している「医療機器」というカテゴリーに属する24 社の医療機器企業で、かつ2015 年度(1〜12 月)の決算報告書を公表した企業。
 1. 華潤万東医療装備股份有限公司
 2. 山東新華医療器械股份有限公司
 3. 広州維力医療器械股份有限公司
 4. 江蘇魚躍医療設備股份有限公司
 5. 藍帆医療股份有限公司
 6. 天津九安医療電子股份有限公司
 7. 深圳市尚栄医療股份有限公司
 8. 厦門蒙発利科技(集団)股份有限公司
 9. 楽普(北京)医療器械股份有限公司
 10. 愛爾眼科医院集団股份有限公司
 11. 広州陽普医療科技股份有限公司
 12. 上海東富龍科技股份有限公司
 13. 深圳市理邦精密儀器股份有限公司
 14. 湖南千山製薬機械股份有限公司
 15. 冠昊生物科技股份有限公司
 16. 広東宝莱特医用科技股份有限公司
 17. 安徽楽金健康科技股份有限公司
 18. 珠海和佳医療設備股份有限公司
 19. 三諾生物伝感股份有限公司
 20. 寧波戴維医療器械股份有限公司
 21. 北京博暉創新光電技術股份有限公司
 22. 上海凱利泰医療科技股份有限公司
 23. 長春迪瑞医療科技股份有限公司
 24. 浙江迦南科技股份有限公司

<公開情報>
 中国工業情報化部発表の各年度の「医薬工業主要経済指標完成状況」
 中国税関発表輸出入統計
調査項目
医療機器市場の動向
上場医療機器企業の概要
医療保険制度と医療事情
「医療器機登録証」を持つ上位100 社
医療機器に関する法規――の5 項目。
為替レート
2016 年4 月5 日時点を基準(上場医療機器企業の決算報告書を公表した時期)。
当日の人民元/円の為替レートは1 元=17.0389 円
調査期間
2016 年7 月〜9 月
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 沈(しん)

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