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スマートフォン向けO2Oサービス(*)の将来予測

2013/10/17

◆ スマートフォン向けO2Oサービスの市場規模は、2020年に約2,360億円市場に成長。
  2012年(約260億円:推定)の9倍になると予測される。
◆ 中でも、スポット情報は700億円を超える市場となる。
  付加価値情報サービスは500億円を超える市場に成長すると予測される。

(*) O2Oサービス:Online to Offline または Offline to Online サービスによるマーケティング活動。
ネットによるマーケティング手法のひとつで、一般に、電子広告やメールマガジンなど、インターネットを介したオンライン情報提供や販売促進プロモーション活動が、実店舗(オフライン)での購買行動にプラスになるようなサービス(マーケティング活動)を指す。

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、スマートフォン向けO2Oサービスに関する将来動向の調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。

総務省が公表する「通信利用動向調査」によると、インターネット利用者のうち、スマートフォンからの利用率は2011 年の16.2%から、2012 年には31.4%と2 倍近い伸びを示すなど、近年、スマートフォンの急速な普及を背景に、スマートフォン向けO2Oサービス が注目されています。
2012 年以降、GPS(Global Positioning System)やNFC(Near Field Communication)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)等の通信技術を活用したピンポイントの情報配信サービスとして、スポット情報配信やチェックイン機能、SNS と連携した位置情報や商品情報の共有などのほか、ソーシャルゲームと連携し、イベントを楽しみながら購買行動に導くマストバイなど、新たな情報サービスが市場を形成しつつあります。

この調査は、スマートフォン向けO2O サービスをビジネス分野別に整理して、2020 年までの各分野における受容性・成長性を分析し、展望するとともに、生活者のO2O サービスにおける意識や見解、さらには今後のO2O ビジネス市場拡大を牽引する要因のひとつとなるビッグデータ集積・利活用に対する生活者の現状意識を取り纏め、O2O ビジネスの今後の方向性を探りました。

なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「O2Oビジネスの現状と今後の方向性 2013」(価格:140,000円+消費税、2013年9月25日発刊)として販売しております。

調査結果のポイントは以下の通りです。

調査結果のポイント

◆ スマートフォン向けO2Oサービスの市場規模は、2020年に約2,360億円市場に成長。
  2012年(約260億円:推定)の9倍になると予測される。

O2Oサービス市場規模予測

今回の調査は、下記の6 分野についてのO2O サービスをまとめた。
(各サービスの内容は4ページ参照)

① スポット情報サービス
② クーポン・来店ポイント・チェックイン機能
③ SNS 関連サービス
④ ソーシャルゲーム(位置ゲー等)
⑤ 付加価値情報サービス
⑥ O2O 管理ソリューション

上記の6分野について、スマートフォン向けO2O サービスの市場規模は、2012 年で259億円であった。2020年には、以下の理由で、各サービス領域において急速な市場拡大が見込まれる。この結果、2020 年には全体で2012 年比約9 倍となる2, 3560 億円になると予測した。

✓ スマートフォンのさらなる普及拡大
✓ ユーザーの位置情報や属性、時間帯等の情報から、リアルタイムな広告を提供する「スポット情報」が成長
✓ クーポンや来店ポイントの拡大
✓ 店舗と生活者をつなぐコミュニケーションツールとしての「SNS関連サービス」の急速な成長
✓ AR を活用した購買行動を楽しむ空間作りや、リアルなバーチャル体験を電子商取引につなぐ販売促進施策の充実


◆ 中でも、スポット情報は700億円を超える市場となり、付加価値情報サービスは
  500億円を超える市場に成長すると予測される。

スポット情報・付加価値情報サービスの市場規模予測

スポット情報サービス
携帯電話やスマートフォンの位置情報を利用して、専用アプリ等がGPS やWi-Fi、音波等の通信技術を活用し、最寄りの店舗情報やリアルタイムの時限情報などを取得するスポット情報サービスは、モバイル広告市場のうちリスティング広告(検索連動型広告およびコンテンツ連動型広告)の一部に位置付けられる。
スマートフォン向けリスティング広告市場は2012 年に534 億円で、その内、スポット情報サービスが占める割合は2 割ほどの109億円であるが、スマートフォンの更なる普及拡大にともない、位置情報やユーザー属性、時間帯等の情報に基づいてリアルタイムな広告情報を提供する事業者が相次いで参入するなど、2015 年にはスマートフォン向けリスティング広告市場の4 割を占めるまでに成長すると考えられる。
2020 年には、スポット情報サービスの浸透にともなう利用ユーザー数の増加、さらには、ユーザーの購買・行動履歴や属性、興味・嗜好情報等を分析することで、よりパーソナライズ化された広告効果の高いスポット情報サービスが今後期待されることから、市場は785 億円に拡大すると見込まれる。

付加価値情報サービス
AR(拡張現実)やNFC 技術を活用して、動画や音声、画像、音楽等の空間を活用したよりリアルな商品情報を提供したり、SNS との連携・情報共有支援、店員とのコミュニケーション活性化を支援する付加価値情報サービス市場は、2012 年に79 億円だが、2015 年には約3 倍のに成長する見込みである。
アクアビットスパイラルズのNFC マーケティング・プラットフォーム「Tapit」や凸版印刷のNFC コン
テンツ配信サービス「Cylsee」のほか、スマートポスターと連動する大日本印刷のO2O プラットフォ
ームサービス「TAPLINK」が相次いでリリースされるなど、NFC 活用サービスは拡大傾向である。
2020 年には、スマートフォンの更なる普及拡大とともにNFC 搭載機器の増加にともなうサービス利用者数の増加や、店舗と生活者をつなぐコミュニケーションツールとしてのNFC 活用の拡大、また、購買行動を楽しむ空間作りやリアルなバーチャル体験が販売促進向上に寄与すると考えられることから、市場は512億円に成長すると見込まれる。



サービス内容

スポット情報サービス
携帯電話やスマートフォンの位置情報を利用して、専用アプリ等がGPS やWi-Fi、音波等の通信技術を活用し、最寄りの店舗情報やリアルタイムの時限情報などを取得するサービス。

クーポン・来店ポイント・チェックイン機能
クーポンサービス、特定の場所や店舗を位置情報等に基づき認識して、ポイントやクーポン等を配布する来店ポイント・チェックイン機能のサービス。

SNS 関連サービス
法人向けのアカウントサービスやマストバイプロモーション、位置情報が登録された場所でスマートフォンのGPS 等機能を利用して位置情報を公開する「チェックイン」機能などの各種サービス。

ソーシャルゲーム(位置ゲー等)
位置情報を活用して特定のスポットを周遊するスタンプラリーや、特定メーカーの商品を購入するとゲーム内で利用できる限定アイテムや特典が入手できるマストバイサービス。

付加価値情報サービス
AR(拡張現実)やNFC 技術を活用して、動画や音声、画像、音楽等の空間を活用したよりリアルな商品情報を提供したり、SNS との連携・情報共有支援、店員とのコミュニケーション活性化を支援するサービス。

O2O 管理ソリューション
会員ユーザー管理やポイント・クーポン・メルマガ配信管理等のCRM 支援、購買履歴管理や購買情報・属性に基づくリコメンド情報の配信など、O2O サービスを一元的に管理するソリューション。

調査概要

■ 調査対象
(ヒアリング調査)
• O2O 関連サービス提供企業 (11 社)
  株式会社アイリッジ、株式会社enish、カタリナ マーケティング ジャパン株式会社、
  クウジット株式会社、大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社マピオン、株式会社ミディー、
  ヤマハ株式会社、LINE Business Partners 株式会社、株式会社リクルートライフスタイル

(インターネット調査)
• 20 歳代〜60 歳代の男女600 名
■ 調査方法
面接によるヒアリング調査、インターネットによるアンケート調査、既存資料整理、オープンデータ収集
■ 調査期間
2013 年4 月〜2013 年8 月
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 松田 陽子(まつだ ようこ)

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