日本医療情報学会　医療IT政策総合研究部会
日本版EHR講演会事務局
（株式会社シード・プランニング）

日本医療情報学会 医療IT政策総合研究部会では、下記の要領で、「オバマの医療IT政策と日本版EHR」をテーマに講演会を開催いたしますのでお知らせいたします。

EHRとはElectronic Health Record（生涯健康医療電子記録）の略で、国民一人ひとりが自らの健康／医療情報を「生涯を通じて」管理把握でき、健康管理／疾病予防に活用できる環境とそれを支える国家的な医療情報ネットワークのことです。
医療の安全や質の向上、医療費の適正化など、先進諸国共通の課題の根本的解決策として、各国はEHR構築に着手しています。

米国オバマ大統領は積極的にHealthcare IT政策を推し進めており、「医療のIT化、特に電子カルテの普及・推進」に192億ドルの支援を行い、EHR採用医療従事者に1名あたり総計44,000ドル（約440万円）のボーナスを支払うなど、EHR推進の原動力となる政策を展開しています。
日本でも4月に政府が発表した「デジタル新時代に向けた新たな戦略　〜三か年緊急プラン〜」において医療ITの推進が大きなテーマとして掲げられています。

このような背景のもと、医療ITの分野は今後ますます発展することが予想され、医療IT分野の現状と将来動向を把握することが重要になっています。

今回の講演会では日本版EHRの推進者である東京医科歯科大学の田中博教授をはじめ、米国のITヘルスケアに精通したグレッグ・L.メイヤー氏、総務省の阪本泰男大臣官房審議官など７名の方々にご講演いただきます。
日本版EHRとオバマ政権のIT政策について理解を深める貴重な講演会です。

講演会の開催要旨は以下の通りです。

＜開催要領＞

■ 開催日時

2009年6月4日（木）　13:00〜17:35（開場12:30）

■ 開催場所

野口英世記念会館
〒 160-0015 東京都新宿区大京町26番地
　　　・JR千駄ヶ谷駅より900m/徒歩9分
　　　・都営大江戸線　国立競技場駅/A3出口より徒歩7分

■ プログラム

【第1部】　挨拶

13:00〜13:05	「主催者挨拶」　 　　東京医科歯科大学　情報医科学センター長／教授　田中 博
13:05〜13:10	「来賓挨拶」　　　厚生労働省　医政局
13:10〜13:15	「来賓挨拶」　　　総務省　情報流通行政局
13:15〜13:20	「来賓挨拶」　　　経済産業省　商務情報政策局

【第2部】　講演

13:20〜14:10	「オバマ政権の医療制度改革と医療・保険業界への影響」（日本語講演） 　　GREGG L. MAYER & COMPANY, INC.　グレッグ・L.メイヤー
14:10〜14:35	「ICTの視点から見た健康医療分野における取り組み」 　　総務省　大臣官房　審議官　阪本 泰男

【第3部】　日本版EHRの方向性

14:55〜15:15	「日本版EHR実現のための地域ICTと『情報薬』:新しい医療の展開を目指して」　 　　札幌医科大学大学院医学研究科 　　生体情報形態学教授　辰巳 治之
15:15〜15:35	「デジタル医療・福祉生活圏構想」　 　　独立行政法人国立病院機構東名古屋病院　院長　吉田 純
15:35〜15:55	「日本版 Regional EHRを目指して:4大疾病、とくに糖尿病の地域医療連携と 電子化連携パスを基盤にした地域ぐるみの糖尿病疾病管理体制の構築」 　　千葉県立東金病院　内科・代謝内分泌学　院長　平井 愛山
15:55〜16:15	「かがわ遠隔医療ネットワーク（K−MIX）の現状」 　　香川大学瀬戸内圏研究センター　特任教授　原 量宏
16:15〜16:55	「米国オバマ大統領の医療IT政策と日本版EHR現状と今後の方向性」　 　　東京医科歯科大学　情報医科学センター長／教授　田中 博
16:55〜17:20	｢質疑応答」
17:20〜17:25	「閉会挨拶」

■ 定員

300名　※ご参加には事前登録が必要です。
　　　事前登録は　→　http://www.seedplanning.co.jp/-/ehr20090604/index.html

■ 参加費

4,200円（税込）　※日本医療情報学会会員の方は3,150円（税込）

■ 主催

有限責任中間法人　日本医療情報学会　医療IT政策総合研究部会

■ 事務局

株式会社シード・プランニング　（担当／山下）
　　　　　　　TEL 03-3835-9211 FAX　03-3831-0495
　　　　　　　メールアドレス　0604ehr@seedplanning.co.jp

マスコミ関係の方を講演会にご招待させていただきます。
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