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電子カルテ/PACSの市場予測

2014/08/20

◆ 電子カルテ市場は2018年に1,940億円に。
  2013年比673億円の増加。病院向けが順調に伸びる。
◆ PACS(※)市場は2019年に465億円に。
  2014年約500億円をピークに減少に転じ、2019年には465億円市場に暫減。

(※)PACS:Picture Archiving and Communication Systems =医用画像ネットワークシステム

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、電子カルテとPACSに関する調査を行い、このほど、その結果をまとめました。

1999年4月に厚生省(現厚生労働省)が電子カルテを認め、2001年の貸付金制度、2002年の補助金制度により電子カルテ市場が立ち上がりました。当時いち早く電子カルテを導入し、2回目、3回目のリプレースを実施した病院も出ています。

他の産業と比べIT化が遅れていると言われる医療分野のIT化は、カルテの電子化と医療画像のデジタル化を両輪に進んでいます。 2008年のフィルムレス加算、2009年の医科レセプトオンライン化、2011年の歯科レセプトオンライン化等、医療分野におけるデジタル化施策は着々と進んでいます。

フィルムレス加算制度をきっかけに広く普及したPACSに比べ、電子カルテの普及は緩やかではありますが、順調に進んでいます。今後は単に病院・診療所単体の電子化にとどまらず、地域医療全体の電子化を目指していくことでしょう。

本調査は、2004年より始め、今回で9回目の継続調査となります。

本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2014年版 電子カルテの市場動向調査 −電子カルテ/PACS市場規模予測とシェア動向−」 [価格:129,600円(本体120,000円+消費税9,600円)、2014年7月25日発刊)として販売しております。

調査結果のポイントは以下の通りです。

調査結果のポイント

電子カルテ市場は2018年に1,940億円に。
2013年比673億円の増加。病院向けが順調に伸びる。

電子カルテ市場規模予測(単年出荷金額)
病院向け市場
  • 市場規模は2013年1,037 億円から2018年には1,606 億円に伸びる。導入施設が大規模病院から中小規模病院に移り、リプレース需要の割合も大きくなり、平均単価は下がる。
  • 地域医療連携システム参加の前提として電子カルテが必須であることや診療報酬プラス改訂の影響があり、納入数は2013年の420 件から2018年は倍近くに大きく伸びると予測する。
  • 2013 年の病院向け電子カルテ普及率は約31.0%。大規模病院(400 床以上、821 施設)では69.9%と普及率が高いが、今後納入数の伸びが期待されるのは、普及率34.0%の中規模病院(100〜399 床、4,562 施設)。2013 年には小規模病院への納入も進んだ。
診療所向け市場
  • 市場規模は2013年の135 億円から2018年には238 億円に伸び、納入数は2013年の4,090 件から倍増する。リプレース需要の割合が高まるため、平均単価は下がる。
  • 地域医療連携や地域包括ケア、在宅診療等における効率的な診療のため、電子カルテ普及が進む
  • 2013 年の診療所向け電子カルテ普及率は約27.0%。新規開業の約70〜80%(都市部は100%近い)が電子カルテを導入している。
歯科診療所向け市場(レセコン含む)
  • 2013 年の歯科診療所電子カルテ・レセコンの市場規模は95 億円余。年間の需要数は、リプレースがメイン。
  • 普及率は約9 割。現在、歯科診療所数は68,474 施設。このうち61,000 施設に導入されている。
  • 歯科診療所の新規開設では、レセプトコンピュータは当たり前で、電子カルテの導入も促進されている(新規開設での電子カルテの導入率は30〜40%)。
  • 新規施設の開設数が少ないので市場規模は横這い。2018年の市場規模は96億円と予測。

PACS(※)市場は2019年に465億円に。
2014年約500億円をピークに減少に転じ、2019年には465億円市場に暫減。

(※) PACS:Picture Archiving and Communication Systems =医用画像ネットワークシステム

PACS市場規模予測(単年出荷金額)
  • 2013 年のPACS 市場は前年比6%増の494 億円。消費税の駆け込み導入等、前倒しでの需要が発生した。
  • 病院向けPACS市場は2014〜2018年で各年の納入数は大きく変わらないがシステム価格が下がっており、出荷金額は徐々に減少する。
  • 今後は、地域医療連携の進展(病々・病診連携)に伴い、医療情報や遠隔読影サービスなどのメニューがクラウドコンピューティングで提供され、小規模病院(100 床以下)や診療所でのPACS 導入が進むと予想される。

調査概要

■調査対象
✓ 電子カルテベンダー
✓ 歯科向けカルテコン・レセコンベンダー
✓ PACSベンダー
✓ 電子カルテ導入病院・診療所
✓ PACS導入病院・診療所
■調査項目
✓ 市場動向
✓ 市場規模
✓ システムベンダーシェア
✓ サーバ・端末シェア
✓ ベンダー・ハード選定基準 等
■調査方法
✓ 訪問面接調査
✓ ヒアリング調査
✓ Web等公開情報収集等
■調査期間
2014年1月〜2014年7月
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 加藤(かとう)・林(はやし)

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