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インターネット広告の自動取引が本格的に普及

2012/09/18

◆ 2012年のRTB取引流通総額は135億円、モバイル向け市場は10億円の見通し
◆ ユーザーデータを活用した高度なターゲティング広告の普及と合わせて
  2016年のRTB取引流通総額は730億円に拡大の見通し

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、インターネット広告における新しい広告流通の形成(広告の自動取引)とその普及動向を調査し、このほどその結果をまとめました。

インターネット広告市場では、近年、適切な取引価格設定のもと、自社がターゲットとするユーザーに対して、より高い精度でより適切なメッセージを広告で伝えたいという広告主のニーズが高まりつつあります。このようなニーズに対応すべく、インターネット広告事業者は、広告取引における効率化と高度化を目指し、様々なIT技術が開発・普及してまいりました。

特に高い注目を集めているのが、ユーザーに対する広告1表示ごとにリアルタイムにおこなわれる広告取引であるRTB(リアルタイムビッティング)です。RTBの普及により、広告主のニーズに対してよりきめの細かい要望に沿った広告を、適切な価格で取引することが可能となります。
RTB取引は、主に広告主向けに提供される広告の自動買い付け用システムのDSP(Demand Side Platform)と、媒体が利用する自動販売用システムのSSP(Supply Side Platform)または広告の自動売買取引所となるアドエクスチェンジとの間でおこなわれます。

シード・プランニングでは、RTBをはじめとするアドテクノロジーの普及とインターネット広告流通の現状動向を調査し、2016年までの市場規模の予測を行いました。

なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「インターネット広告流通自動化とアドテクノロジー業界の動向調査」(価格:200,000円+消費税、2012年8月31日発刊)として販売しております。

調査結果のポイントは以下の通りです。

調査結果のポイント

◆ 2012年のRTB取引流通総額は135億円、モバイル向け市場は10億円の見通し

✓ 国内におけるインターネット広告のRTB取引は、2011年1月に広告配信者側のDSP(Demand Side Platform)
  事業者のフリークアウトと、広告受信者側のSSP(Supply Side Platform)Kauli(カウリ)との間で開始された。

✓ その後、2011年半ば以降、Googleやマイクロアド、DACグループ子会社のプラットフォーム・ワン、オプトと
  カルチュア・コンビニエンス・クラブ合弁会社のPlatform IDなど、大手ネット広告会社が参入を開始し、
  市場は本格的に立ち上がった。

✓ 広告主需要者側のシステムであるDSPは、広告主に幅広く普及、2012年内には累計で少なくとも
  6,000件以上の導入が見込まれる。

✓ 一方、媒体側においてもSSPの導入などによるRTBでの広告販売への対応も進みつつある。

• このように、幅広く普及するRTB取引の流通総額は、2012年年間で135億円規模になると予想される。

• また、2012年にはモバイル(スマートフォン)向け広告のRTB取引も、一部の事業者まで取引がはじまり、
  市場形成がはじまった。2012年のモバイル向け広告のRTB流通総額は10億円と予想する。

◆ ユーザーデータを活用した高度なターゲティング広告の普及と合わせて
  2016年のRTB取引流通総額は730億円に拡大の見通し

国内RTB広告流通市場規模 2011年−2016年

✓ RTB取引が今後拡大するには、その機能を使うことで提供できる、広告主個々のニーズにより近づいた、
  高度なターゲティング手法による広告配信が普及し、広告主の需要を促進する必要がある。

✓ そのためには、広告配信時に活用できる様々なユーザーデータの流通や分析サービスが求められる。

✓ プライバシー保護に配慮した、インターネット広告配信時のユーザーデータ利活用の望ましい
  あり方については、業界内での議論を踏まえた対応が進みつつある。

✓ 今後、社会的な認知・理解がより進み、広告配信に利用可能なユーザーデータ流通が進み、
  分析サービスが充実化されれば、RTB機能を活かした高度なターゲティング手法による広告商品が普及し、
  市場成長が促進されるであろう。

✓ このようなシナリオを想定とした場合、RTB流通市場は2016年には730億円に達すると予想される。

調査概要

調査方法
各種公開情報等の収集、訪問・電話によるヒアリング調査
調査対象
広告代理店、DSP事業者、SSP事業者、その他ITベンダー各社
調査期間
2012年4月〜2012年8月
調査項目
・ インターネット広告流通の自動化
・ インターネット広告市場における新しい広告流通
・ インターネット広告市場既存業態の新しい広告流通への参入形態
・ RTB広告流通市場
・ DSP、アドエクスチェンジ、SSP、トレーディングデスク、データマネジメントプラットフォーム/
  データエクスチェンジ、ダイナミッククリエイティブなど各種市場動向
・ リスティング広告自動入札ツール市場動向
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 野下(のした)

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