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ビデオ会議・Web会議の最新動向と将来予測

2012/03/22

◆ 国内のビデオ会議/Web会議市場は、2010年328億円が2016年には610億円に伸張。
◆ 国内市場のシェアトップは、ビデオ会議がポリコム、Web会議がブイキューブ。
◆ 潮流は、ビデオコミュニケーションからユニファイドコミュニケーションへ。
  クラウドやビデオチャット市場を含めると2020年8,000億円市場に。

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、ビデオ会議/Web会議の最新市場動向調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。

2000 年後半よりビデオ会議業界は大きな動きがありました。2007 年にアップルがiPhone を発売し、2010 年にiPad を発売してから携帯電話からスマートフォン、パソコンからタブレット端末への大きなシフトが起こりました。ネットワークの普及、クラウド、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)もこの2〜3 年で急速に注目されています。それによりネットによる映像コミュニケーションも盛んに行なわれ、YouTube、USTREAM などが普及しました。またSNS、「スカイプ」、「FaceTime」、「Google+(プラス)ハングアウト」などの新しいビデオチャットサービスも台頭してきました。

シード・プランニングでは2003年から毎年、ビデオ会議(専用端末タイプ)/Web会議(SIタイプ/ASPタイプ)/音声会議(端末/音声会議サービス)の調査を行ってきました。
9回目の調査となる今回は、国内主要メーカー・ベンダーへの訪問ヒアリングにより、製品動向、業界動向、市場動向、メーカー戦略など最新動向を収集・分析しました。また有識者に市場規模動向をヒアリングし、より正確な市場規模、メーカーシェアを目指しました。

本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2012 ビデオ会議/Web会議の最新市場動向 〜ビデオコミュニケ−ションシステムの参入・製品・市場動向、新しい流れ〜」(120,000円+消費税、2012年3月12日発刊)」として販売しております。

調査結果のポイントは以下の通りです。

調査結果のポイント

◆ 国内のビデオ会議/Web会議市場は、2010年328億円が2016年には610億円に伸張。

国内ビデオ会議/Web会議関連市場規模予測

今回の調査での有識者の今後の見込みを元に予測を行った。ビデオ会議は年率102%〜104%の伸び、Web会議は毎年120%〜130%の伸び率、音声会議は103%〜105%で伸び、MCUは106%〜107%で推移する。2016 年以降は既存のビデオコミュニケーション市場立ち上がりに加えて、新たなビデオコミュニケーション機器・サービスが市場創出されると思われる。

業務用ビデオコミュニケーション(ビデオ会議/Web 会議/音声会議)の用途は「会議以外の業務支援」や「業務そのもの」にシフトが始まっている。ハードウエア面の変化では、携帯電話からスマートフォン、パソコンからタブレット端末へのシフトやパソコン一体型ビデオ会議の台頭があげられる。ネットワーク環境では、クラウドコンピューティングの普及によりWeb 会議のASP タイプがSaaS に、SI タイプがオンプレミスと呼ばれるようになった。また、ビデチャットの多様化がある。以前はSkype、FaceTime が注目されていたが、今後は「Google+(プラス)ハングアウト」が大変注目されていくと思われる。

さらに、クラウドの普及でデータセンタービジネスを展開している企業が、付加価値としてビデオコミュニケーションサービスを行う例もある(リコーとIIJの関係)。また、タブレット端末(iPad、Androidなど)の普及により、このタブレット端末によるビデオコミュニケーションサービス(デジタルサイネージ、ビデオチャットなど)の可能性も上がってきた。ビデオコミュニケーションサービスが「会議室」から出てきての展開になってきた。
これらの多様な要素を踏まえて、新たな分類による市場規模予測を行った。予測方法としては業界関係者、有識者のヒアリングを元に弊社で市場予測を行った。業務用ビデオコミュニケーション市場は前ページのように2016 年で610 億円を予測しているが、ビデオ会議専用端末機器・ソフト以外にも、クラウドコンピューティングによるビデオコミュニケーションや、データセンターにおけるビデオコミュニケーション、タブレット端末・スマートフォンのビデオチャット(SNS含む)が増加すると予測される。

◆ 国内市場のシェアトップは、ビデオ会議がポリコム、Web会議がブイキューブ。

[ビデオ会議メーカーシェア]
世界市場の2011年の見込みでは、台数、金額とも、1位がポリコム、2位がシスコシステムズである。
一方、日本市場の2011年の見込みは、台数では、1位がポリコム、2位がソニー、金額では、1位がポリコム、2位がシスコシステムズとなっている。

ビデオ会議メーカーシェア

[Web会議におけるSIタイプとASPタイプとの動向]
2011 年のWeb 会議の販売金額は前年117%増の91.2 億円であった。内訳はASPI タイプが57%、SIは43%。SI タイプの上位企業は沖電気工業、NTT アイティ、パイオニアソリューションズである。
ASP サービスではブイキューブ、シスコシステムズの上位は変わらないが上位2社で6割近く占める。
SIタイプとASPタイプの金額合計ではブイキューブが引き続きトップで、シスコシステムズ、NTTアイティ、沖電気工業と続く。最近の製品はASP タイプをSaaS、SIタイプをオンプレミスとの呼び名も出てきており、クラウドコンピューティング業界からのアプローチも見られる。

Web会議(SI+ASP) メーカーシェア

◆ 潮流は、ビデオコミュニケーションからユニファイドコミュニケーションへ。
  クラウドやビデオチャット市場を含めると2020年8,000億円市場に。

業務用ビデオコミュニケーション市場は前述のように2016 年で610 億円を予測しているが、ビデオ会議専用端末機器・ソフト以外にも、クラウドコンピューティングによるビデオコミュニケーションや、データセンターにおけるビデオコミュニケーション、タブレット端末・スマートフォンのビデオチャット(SNS含む)が増加すると予測される。
本調査では、下記の2 つの要素が2015 年以降で合わせた予測を行った。
  ✓ 既存のビデオコミュニケーション市場 (前ページの市場規模予測数字)
  ✓ クラウド普及とタブレット端末・スマートフォンのビデオチャットによるビデオコミュニケーション市場 (ビデオチャット)
それぞれの市場合計で、2016 年は約2,100 億円が、2020 年には約8,000 億円が見込まれる。また2 つの要素の市場が統合され、新たなユニファイドコミュニケーション市場になる可能性がある。

ビデオコミュニケーション市場規模イメージ(国内)

調査概要

調査対象
<対象品目>
  1.ビデオ会議(SD・従来タイプ/HD タイプ/テレプレゼンス)
  2.Web会議(ASP タイプ(Saas)/SI タイプ(オンプレミス))
  3.音声会議(音声端末/音声サービス)
  4.MCU
  5.その他関連映像製品(ソリューション他)
<対象メーカー・ベンダー>
  1.ビデオ会議(SD・従来タイプ/HD タイプ/テレプレゼンス)
  2.Web会議(ASP タイプ(Saas)/SI タイプ(オンプレミス))
  3.音声会議メーカー(音声端末/音声サービス)
  4.その他関連メーカー、ベンダー
   合計85 社(詳細は文中参照)
調査方法
直接面接及び電話取材
オープンデータの収集
調査期間
2011 年11 月20 日〜2012 年3 月10 日
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 原(はら)

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