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遺伝子解析支援ビジネス市場動向調査の結果がまとまりました。

2011/02/18

◆ 国内の次世代シーケンサー市場は2009年37億円。
  2011年以降、第3世代、第4世代シーケンサーが投入され市場は拡大、2015年には97億円市場と予測される。
◆ DNAチップ市場はチップ単価の低下により、2011年以降も縮小傾向が続くとみられる。
◆ 国内の遺伝子受託解析市場は88億円(2010年見込)。
  今後は、次世代シーケンシングや遺伝子検査目的のリアルタイムPCR装置等の利用が増加し順調な市場拡大が期待され、
  2015年には114億円市場と予測される。

 市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、遺伝子解析支援ビジネス(シーケンサー/DNAチップ/PCRおよび受託解析サービス)の市場動向調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。

 シーケンサーやDNAチップ、PCRといった遺伝子解析装置は、従来のゲノム研究のみならず、遺伝子検査や創薬、食品検査などにおいて、近年、その重要性を高めています。とりわけ、次世代シーケンサーの登場はゲノム利用研究に変革をもたらすものとして大きな注目を集めています。

 本調査では、遺伝子解析のデバイス市場および受託解析サービス市場について現状の課題と将来動向について考察し、2015年までの市場予測を行いました。また、各企業の製品や受託サービス内容、事業動向のほか、遺伝子解析に関連した国家プロジェクトの動向についてもまとめました。

 なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2011年版 遺伝子解析支援ビジネスの現状と将来展望  - シーケンサー/DNAチップ/PCRおよび受託解析サービスの市場動向分析- 」(価格:120,000円+消費税、2011年2月10日発刊)として販売しております。

 調査結果のポイントは以下の通りです

国内の次世代シーケンサー市場は2009年37億円。
2011年以降、第3世代、第4世代シーケンサーが投入され市場は拡大、2015年には97億円市場と予測される。

遺伝子解析装置であるシーケンサーの市場は、従来のキャピラリーシーケンサー市場と、現在、ゲノム 研究に革新をもたらしている次世代シーケンサー市場から構成される。

国内の次世代シーケンサー市場は、2009年には37億円であったが、2010 年は2009 年に比べ約20%縮小し、30 億円に減少したと推計される。要因としては、2007〜2008 年ごろから大学・公的研究機関への普及が急速に進んだものの、インフォマティシャン不足、ランニングコスト等の問題から充分に稼働しておらず、2010 年度は新たに大きな需要は生まれなかったとみられる。

2010年以降の市場動向を見ると、2010 年には廉価型の次世代シーケンサーが各社から発売され、小規模な研究室単位での次世代シーケンサーの普及に貢献している。また、2011 年以降、1 分子リアルタイムシーケンシング原理に基づく米Pacific Biosciences 社の第3 世代シーケンサー「PacBio RS」のほか、米Ion Torrent 社の第4 世代シーケンサーが発売予定で、これらのシーケンサーは、ハイスループットかつ解析データの正確性が向上するほか、第2 世代シーケンサーのネックである機器価格やランニングコストが低下するため、市場規模の拡大に寄与すると思われる。また現在、欧米のベンチャー企業を中心として、多数のシーケンシング技術開発が行われており、それらが数年内に市場に投入されれば、新規市場を生み出すと考えられ、2015 年の次世代シーケンサーの市場規模は97 億円となると予測した。

DNAチップ市場はチップ単価の低下により、2011年以降も縮小傾向が続くとみられる。

国内におけるDNA チップ市場は、2010 年度は推計47 億円と前年比10%弱の縮小である。ここ数年、外資系メーカーによるDNA チップの価格競争が激しくなっており、メーカー別ではアジレントやイルミナが売上げを伸ばしている以外は、いずれも売上げは落ち込んでいる。国内メーカーに関しても、日本ガイシや東レが発現解析チップを中心としてリピーター顧客への売上げを確保しているが、厳しい状況が続いている。

国内の遺伝子受託解析市場は88億円(2010年見込)。
今後は、次世代シーケンシングや遺伝子検査目的のリアルタイムPCR装置等の利用が増加し順調な市場拡大が期待され、2015年には114億円市場と予測される。

2010 年度の受託解析市場の内訳は、キャピラリーシーケンシング解析14 億円、次世代シーケンシング解析4 億円、DNA チップ解析22 億円、PCR/リアルタイムPCR 解析48 億円と推計される。
受託解析市場の増減を左右すると思われるのは、国の遺伝子解析プロジェクトへの予算配分に期待するところが大きい。一方、民間ベースでは臨床検査企業が遺伝子解析事業の検査項目を拡充するなど遺伝子診断事業の強化を打ち出すところも増えている。このような状況を踏まえて、遺伝子解析受託市場は、今後も順調な成長を続けると予想され、2015 年の市場規模は114 億円と予測した。
なかでも、次世代シーケンシング解析の受託が増加傾向にある。2011 年以降は第3 世代、第4 世代のシーケンサーが発売予定であり、次世代シーケンシング受託解析に対するニーズは今後高まると予想され、2015 年には2010年の4倍の16 億円の市場規模になると予測した。

調査概要

調査方法
・ 文献、インターネットによる情報検索
・ 電話、FAX、E-mail によるヒアリング調査
・ 訪問ヒアリング調査
調査対象
シーケンサー関連企業 5 社、DNA チップ関連企業 5 社
PCR/リアルタイムPCR 関連企業 6 社、受託解析企業 24 社
ヒアリング対象企業
  アジレント・テクノロジー(株)、 アフィメトリクスジャパン(株)、 イルミナ(株)、
  (株)セルイノベーター、タカラバイオ(株)、 東レ(株)、 日本ガイシ(株)、
  (株)バイオマトリックス研究所、 (株)日立ソリューションズ、ライフテクノロジーズジャパン(株)、
  (株)理研ジェネシス、ロシュ・ダイアグノスティックス(株)、(株)DNA チップ研究所
調査期間
2010年6月〜2010年12月
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 藤本(ふじもと)

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