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iPodオーディオの現状と市場動向

2010/12/14

  ◆ 12社中、7社がアクティブスピーカーとシステムコンポ両方を発売する。
    全タイプを発売するのは2社、アクティブスピーカーのみを発売するのも2社。
  ◆ 今回調査の全91製品中、映像外部出力対応は約2割、液晶ディスプレイ搭載は1割以下、
    エンコード機能搭載は約2割 。
  ◆ iPodオーディオはホームオーディオ市場を牽引

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、iPodオーディオの現状と市場動向に関する調査を行い、このほど、その結果をまとめました。

iPod は2001 年11 月の発売以来、2010 年9 月1 日までに全世界で2 億7,500 万台が出荷さ れました。iPod により、オーディオの世界はデジタル音楽一色に塗り替えられることとなり、音楽をパソコンで聴くというライフスタイルが定着してきました。この結果、CD ラジカセやミニコンポなどのホームオーディオ機器の売上は大きく減少し、オーディオ業界は大きな危機に見舞われることとなりました。 一方、iPod 付属のヘッドホンを高音質な製品に買い換えるなどの "より良い音で聴きたい"というオーディオユーザー本来のニーズもあり、2008 年頃から、iPod 用の専用ドックを搭載した機器がオーディオ機器メーカーから発売されるようになりました。

2009年末には大手オーディオメーカーで最後まで未参入だったパイオニアも参入し、2010 年には各社が多数の新製品を投入してきました。 iPod の急激な普及により、縮小を続けてきたホームオーディオが、今度はiPod と一体化することで新たな市場を生み出すこととなりました。

このような背景を踏まえて、本調査では、「iPod オーディオ」に参入した大手オーディオメーカー12 社の動向と発売されている91製品の分析を行いました。

なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「iPodオーディオの現状と市場動向」(価格:168,000円:税込、2010年11月22日発刊)として販売しております。

調査結果のポイントは以下の通りです。

(*)今回の調査では、「iPodオーディオ」を以下のように定義した。 iPod などの携帯デジタルプレーヤー内のデジタルコンテンツをソースとし、スピーカーで再生するオーディオ機器。iPod Dock のような専用に用意されたドックを搭載し、リモコンなどでオーディオ機器の操作が可能なもの。

12社中、7社がアクティブスピーカーとシステムコンポ両方を発売する。

「iPod オーディオ」は、ホームオーディオにおいては「アクティブスピーカー」や「システムコンポ」、「単品コンポ」として製品化されている。今回の調査では、「iPod オーディオ」をこの3 つのタイプに分類して分析を行った。
今回の調査対象の12 社中、11 社がiPod 対応アクティブスピーカーを扱っている。システムコンポには10社が参入。また、iPod 対応単品コンポを扱っているところは2 社である。
アクティブスピーカーとシステムコンポの2 タイプを扱う企業が7 社で最多であった。また、単品コンポ(Tのみ、もしくは単品コンポと残りの2 タイプのどちらかとの組み合わせはすべてゼロであった。

iPodオーディオのタイプ別発売企業数

今回調査の全91製品中、映像外部出力対応は約2割、液晶ディスプレイ搭載は1割以下、エンコード機能搭載は約2割

今回調査した91 機種中、液晶ディスプレイを搭載していたのは7 機種であった。しかし、iPod 内の映像を表示させることを目的としたものはほとんどなく、オーディオ機器をデジタルフォトフレーム(DPF)として利用しようという製品となっている。 「iPod オーディオ」の映像への対応は、自らがディスプレイを搭載してそれに表示するのではなく、外部のテレビなどに出力することで行おうとしている。しかし、外部出力に対応した製品は全体の22%しかなく、現時点ではまだ少ない。

CD に収録された音楽やFM で流れている音楽をMP3 などの圧縮音源にエンコーディングする機能を搭載した製品は、91 機種中の19%となる17 機種である。エンコーディングのフォーマットは、ほとんどがMP3 のみに対応している。その他の内訳は、WMA のみに対応したものが1 機種(ビクター)、MP3 以外にATRAC にも対応したものが1 機種(ソニー)、SD-Audio フォーマットが1 機種(パナソニック)であった。
エンコーディングした楽曲をPDP に転送可能な場合、パソコン無しでPDP に楽曲を収録することが可能になる。しかし、上記17 機種中でそれが可能なものは7 機種しかない。ビクターのalneo 対応機が1 機種とソニーのウォークマン対応機が6 機種となっており、iPod 対応機はそのすべてがUSB メモリーにしか録音できない。

iPodオーディオの製品動向

iPodオーディオはホームオーディオ市場を牽引

日本のホームオーディオ出荷台数
ホームオーディオの日本市場は、2000 年代に入って毎年前年割れが続いている。2009 年までは7〜17%ダウンであったが、2010 年は前年アップとなることが予想される。 ホームオーディオ市場が前年割れを回避できたのは、2010 年に立ち上がった「iPod オーディオ」が果たした役割が大きい。2010 年のホームオーディオ市場247 万台のうち、「iPod オーディオ」に分類できる製品は106 万台と推定される。

<調査概要>

調査対象
国内で「iPod オーディオ」を発売している大手オーディオメーカー12 社(50 音順)
1.オンキヨー
2. クリエイティブメディア
3.ケンウッド
4. CAV ジャパン
5.ソニー
6.ティアック
7.デノン
8.日本ビクター
9.パイオニア
10.パナソニック
11. ボーズ
12.ヤマハ   合計12 社
調査方法
直接訪問取材及び電話取材/オープンデータ調査
調査期間
2010年9月20日〜2010年11月15日
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 原(はら)

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