コミュニケーションロボットが拓く地域医療介護の未来〜Pepperによるデモンストレーション等〜

介護の負担を軽減するため、あるいは要介護者の尊厳を守るためロボットの活用が検討され、各社で開発が進められています。介護ロボットの重点分野は「移乗介助」「移動支援」「排泄支援」「認知症の方の見守り」「入浴支援」とされていますが、要支援・要介護状態になる以前からロボットとコミュニケーションすることで、認知症予防や認知症の早期発見が可能になるという方向性も見えてきています。第4回地域包括ケアシステム研究会では、「Pepper App challenge2015」で最優秀賞とソーシャルイノベーション賞を受賞したアプリ「ニンニンPepper」を開発したチーム・ディメンティアのお二人にご講演いただき、「Pepper」によるデモンストレーション等を行いながら、地域医療介護におけるコミュニケーションロボットの可能性を探るほか、認知症の早期介入を目的としたアプリについてもご講演いただきます。

大学卒業後、株式会社クラレにおいて介護ショップの事業化を皮切りに、株式会社三菱総合研究所において介護・医療分野を担当。明治生命グループ（現明治安田生命保険相互会社）において、介護および医療分野を担当、2事業会社を設立。2007年10月セントケア・ホールディングに入社、新規事業開発ならびに訪問看護事業部門の責任者として、新規保険会社の設立や、最大規模の訪問看護ネットワークを構築。1998年には「医療・介護・健康・社会保障全般に関する知識習得、事業戦略を前向きに研究すること」を目的とした「医療介護共同研究会」を設立、現会長。