中山間部における24時間・365日の訪問看護事業

平成27年度より始まった地域支援事業（在宅医療・介護連携推進事業）では、平成30年4月までに各自治体において8つの項目に関する取り組みが行われることになっています。しかし、人口減少・高齢化が進む過疎地域等においては在宅医療介護の体制構築が難しく、事業が推進されにくい現状があります。そんな中、2015年7月株式会社ケアプロは、島根県雲南市、NPO法人おっちらぼとともに、地方創生事業として、雲南市の中山間部に訪問看護ステーションを創設。長年、「訪問看護師は経験年数の長いベテランがやるもの」と考えられてきた中で、ICTを活用した充実した研修プログラムと情報共有によって、新卒から訪問看護に携われる環境を整備し、24時間・365日対応の訪問看護事業を行っています。
第3回研究会では、株式会社ケアプロ　取締役　在宅医療事業部長　看護師・保健師の岩本大希氏に「中山間部における24時間・365日対応の訪問看護事業」についてご講演いただきます。

大学卒業後、株式会社クラレにおいて介護ショップの事業化を皮切りに、株式会社三菱総合研究所において介護・医療分野を担当。明治生命グループ（現明治安田生命保険相互会社）において、介護および医療分野を担当、２事業会社を設立。2007年10月セントケア・ホールディングに入社、新規事業開発ならびに訪問看護事業部門の責任者として、新規保険会社の設立や、最大規模の訪問看護ネットワークを構築。1998年には「医療・介護・健康・社会保障全般に関する知識習得、事業戦略を前向きに研究すること」を目的とした「医療介護共同研究会」を設立、現会長。