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世界のホームシアターの製品と市場動向を調査
日本のホームシアター市場は34万台、2012年には2.4倍の80万台に
世界市場は1265万台、2012には1.3倍に。北米・西欧市場が大きい
ホームシアターシステムはフロントサラウンド型へ、プロジェクターはフルHD対応へ
調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(東京・台東 梅田佳夫社長)は、最近注目されているホームシアター市場に関する市場動向調査を実施し、調査研究レポート「ホームシアターの世界市場とメーカー戦略」(2007年8月29日発刊)にまとめた。
株式会社シード・プランニングは高級オーディオの調査を継続的に実施してきている。今回の調査ではホームシアターの業界、市場、製品を調査分析した。市場規模予測は2012年まで行った。
本調査の結果のポイントは以下の通りである。
日本の2006年ホームシアター市場は34万台、2012年には2.4倍の80万台に急成長。2006年の世界市場は1265万台で、2012年には1.3倍の1630万台市場に。欧州、北米市場の割合が大きい
日本のホームシアターの市場は、2006年の34万台から2012年には2.4倍80万台に急増する。2006年の世界市場は1265万台であり2012年には1630万台と1.3倍に成長すると予測した。世界的に見るとホームシアター市場は北米と欧州での割合が多く、日本の割合は3%であるが、2012年には5%になる。
日本の製品の9割がDVD非搭載型、欧米はDVD搭載型が主流
日本のホームシアターシステムの中身をみると、2006年は「DVD非搭載型」が「DVD搭載型」より多く全体の65%を占める。2012年には「DVD非搭載型」の割合は88%に達する。日本では「DVD非搭載型」の割合が多いが世界的には「DVD非搭載型」の割合は2006年でも37%、2012年でも43%であり、「DVD搭載型」多い。
ホームシアターシステムはリアスピーカーのワイヤレス化とフロントサラウンド方式へ
これまでホームシアター普及の最大のネックはスピーカーの本数とリアスピーカーへの配線であったが、これを解決するため、最近の動向としては5.1chシステムではリアスピーカーのワイヤレス化が進み、さらにリアスピーカーをなくしたフロントサラウンドの製品が増えている。
日本のプロジェクターのフルHDの割合は全体の50%弱
プロジェクターについてはフルHD対応が進んでおり、2007年7月現在の国内のプロジェクター製品は17製品あり、そのうちフルHD対応は8製品あり、全体の47%になる。今回の各社のヒアリングによれば今後はフルHD対応が標準になっていくと見られる。
<調査概要>
- 調査対象
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<調査対象製品>
- ホームシアターシステム
5.1chサラウンド、フロントサラウンド、AVラック型 - 単品コンポ
プロジェクター、次世代DVDプレーヤ、AVアンプ、スピーカーシステム
<調査対象企業>
ソニー 、パイオニア 、日本ビクター 、松下電器 、ヤマハ 、オンキョー 、デノン 、マランツ 、ケンウッド 、BOSE 、シャープ 、東芝 、エプソン
合計13社 - ホームシアターシステム
- 調査内容
- 日本および世界のホームシアターシステム及び構成製品の市場規模とメーカー戦略、市場規模等を調査・分析したものである
- 調査方法
- 直接面接調査及び電話取材、オープンデータ調査
- 調査期間
- 2007年6月〜8月
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