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アドネットワークの動向調査結果がまとまりました。

2010/08/27

  ◆ 2009年のPCアドネットワーク市場は対前年プラス20.6%で成長。
    市場規模は544億円規模に。
  ◆ 2010年のPCアドネットワーク市場は、対前年プラス28.5%の成長。
  ◆ 2013年以降は1,000億円規模に達する見込み。

市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、2009〜2010年のアドネットワーク動向調査をおこない、このほど、その結果をまとめました。

アドネットワークとは、インターネット広告市場における、広告媒体の流通形態のひとつです。
第三者のアドサーバーから媒体横断的に広告配信をする仕組みを利用し、複数媒体の広告をとりまとめて、単一化した広告商品として広告主に販売されています。
アドネットワークによる広告販売は、1990年代の終わりには既におこなわれていましたが、2006年頃より国内で普及がはじまった行動ターゲティングをはじめとする様々なターゲティング広告が、アドネットワークを通して提供されるようになり、近年ではインターネット広告市場における、媒体社の主要な広告販売チャネルのひとつとして、注目が高まりつつあります。

本調査では、媒体横断的に広告配信をおこなう広告商品を提供するPCアドネットワーク事業者の売上を推計し、市場規模を算出いたしました。

なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「アドネットワークの動向分析調査」(価格189,000円(税込)、2010年8月25日発刊)として販売しております。

調査結果のポイントは以下の通りです

2009年のPCアドネットワーク市場は対前年プラス20.6%で成長。
市場規模は544億円規模に。

2008年秋以降の経済環境の悪化に伴う企業の広告費削減の影響により、2009年のインターネット広告市場は堅調を維持しつつも低成長にとどまった。
このような状況下で、需要サイドでは広告主の費用対効果志向の高まりや、効率的なターゲットへのユーザーリーチに対する需要の拡大を背景に、費用対効果の高い広告や多様なターゲット広告を提供するアドネットワーク広告への出稿が順調に拡大した。
また供給サイドでは、媒体社は広告代理店・メディアレップを通した販売チャネルでの売上が停滞する一方、アドネットワークを介した広告販売量が大幅に増加した。
このような動向を踏まえて、新たにアドネットワーク事業を開始する事業者が増加したことも市場規模の拡大に寄与した。

PCアドネットワーク市場規模 2008年−2009年

カテゴリ別の内訳でみると、2009年のPCディスプレイアドネットワーク市場(*1)は対前年プラス9.3%、PCテキストアドネットワーク市場(*2)は、対前年プラス37.2%と、いずれのカテゴリ市場とも高水準の成長を達成。
PCディスプレイアドネットワーク市場は、2009年1−6月期に大手事業者の売上が経済環境の悪化の影響を受ける側面がみられた一方、比較的低単価の広告商品を提供する事業者が広告主からの高い支持を受け、売上を大幅に拡大させた。また、媒体社などのアドネットワーク運営による新規参入の増加も、市場全体を底上げし、対前年を上回る成長を遂げた。
PCテキスト広告は、大手事業者が対前年比で売上を高水準で伸ばし、市場成長に大きく寄与した。

 (*1)ディスプレイ広告
    主にWebサイト上で、画像や動画などの形式で表示される広告。
    バナー広告やリッチメディア広告などがその対象となる。
 (*2)テキスト広告
    Webサイトのページ上にテキスト形式で表示される広告を示す。コンテンツ連動型広告を含む。
    検索連動型広告は本調査対象の定義外とする。

2010年のPCアドネットワーク市場は、対前年プラス28.5%の成長。

2013年以降は1,000億円規模に達する見込み。

PCアドネットワーク市場規模 2008年−2014年

2010年は、経済環境の改善に伴う広告主のインターネット広告費の再拡大を背景に、PCディスプレイアドネットワーク広告への需要は、2009年よりも高い水準で拡大することが見込まれる。
また、広告主の費用対効果指向の継続及び、これまでインターネット広告を利用してこなかった、新たな広告主の獲得などにより、テキストアドネットワーク広告への需要拡大も継続することが見込まれる。
これにより、2010年のPCアドネットワーク市場は、対前年プラス28.5%の成長となることが推測される。

インターネット広告市場では、今後数年内に広告流通のあり方が変化することが予想される。従来の広告流通では、広告主は、特定媒体の特定の場所に設置される広告枠を指定して購入するという方法で広告の売買がなされてきた。
今後は様々なユーザー属性データを元に、広告主がターゲットとするユーザーが見る広告を購入するという、オーディエンス(ユーザー)ベースでの広告売買による広告流通の普及が予想される。
このような広告流通の普及により、広告主はより高い広告効果を得ることが出来るようになり、また広告の提供者は、より付加価値の高い広告商品を提供することで、インターネット広告市場に新しい経済性が生まれることが期待されている。
この新しい考え方に基づく広告流通では、アドネットワークや、これと機能的連携をするアドエクスチェンジと呼ばれる広告取引市場が、大きな役割を担うこととなる。
この新しい広告流通の形成にともない、PCアドネットワーク市場は今後中長期的に高い水準で成長を継続させ、2013年には1000億円規模となることが予測される。

<調査概要>

調査内容
1. アドネットワークの定義と概要
2. アドネットワークの役割
3. アドネットワークとターゲティング
4. アドネットワークビジネスの仕組み
5. アドネットワークのビジネスモデル
6. アドネットワーク事業者の概要
7. アドネットワークの普及
8. アドネットワークとアドエクスチェンジ
9. アドネットワークの現状
10. モバイルアドネットワーク市場
11. 米国アドネットワーク市場の動向
12. アドネットワークの今後
13. 事業者ヒアリング
調査方法
各種公開情報等の収集、訪問・電話によるヒアリング調査
調査対象
アドネットワーク事業者、広告代理店、メディアレップ、媒体社各社
調査期間
2009年10月〜2010年7月
本件に関するお問合せ先
株式会社シード・プランニング
〒113-0034
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル4F
TEL : 03-3835-9211(代) / FAX : 03-3831-0495
E-mail : info@seedplanning.co.jp
担当 : 野下(のした)

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